キャッチとは、リカバリーから手先が入水しアップスイープ・ダウンスイープが終わったあと
ストロークで推進力を発揮し始める最初の部分になります。
キャッチの瞬間からスイマーの体も加速を始めるのです。キャッチの位置は水深40-50㎝になります。
その為、入水後、アップスイープやダウンスイープで可動域を広げ、しっかりとストリームラインを伸ばしキャッチの水深まで手をおろし
キャッチの角度を作る必要があります。
なぜアップスイープやダウンスイープを入れなければならないのか?
入水してすぐキャッチをしてはダメなのか?
アップスイープやダウンスイープが完了するまえに水に力を加えると水を下に押してしまうことになってしまいます。
これにより水の流す方向も後ろではなく真下になりスイマーの体は持ち上がり大きく減速をしてしまうのです。
キャッチは前腕と手のひらを後ろに向け、メインに働く胸の筋肉、大胸筋を意識して準備を整えます。
メインに働く筋肉を主働筋と言います。主働筋を助ける筋肉達を協働筋と言います。
メインの筋肉を意識するのがかなりポイントとなります。
何も考えずキャッチするのとは大きく力の差が異なります。
例えば主働筋を上腕二頭筋などの腕の筋肉を意識してしまうと、
大胸筋と上腕二頭筋では筋肉の重さが圧倒的に違うのです。
大きな筋肉を使用すれば大きな出力パワーを発揮する。
パワーが発揮できれば水に対して推進力に繋がるということです。
入水後にすぐキャッチのイメージを持っている方は、いますぐにアップスイープやダウンスイープの時間をしっかりとり
キャッチの際にメインに働く筋肉を意識して泳ぎを見直してみましょう。
きっと水の引っ掛かり具合が変わるはずです。